眼鏡フレームのパーツ名称について
眼鏡フレームのパーツの名称をご紹介します。
テンプル
こめかみを経由して、耳にかける部分を「テンプル」といいます。「腕」「ツル」とも呼ばれることがあります。
眼鏡を支える重要なパーツなので、耐久性や弾力性が問われる部分です。
眼鏡の左右は、眼鏡をかけている人の方向になるので、「テンプル(右)」も眼鏡をかけている人の右側になります。
モダン
テンプルの先の耳にかかる部分を「モダン」といいます。「先セル」「耳あて」とも呼ばれることがあります。テンプルに差し込まれたり、張り合わされたりしていることが多いです。
リム
レンズまわりを囲む縁の部分を「リム」といいます。
レンズまわりをリムが囲むタイプを「フルリム」、リムの下部分がなくナイロン糸でつっているタイプを「ナイロール」と呼びます。
智(ち)
リムからテンプルにつながるめがねの両端部分を「智(ち)」といいます。
メタルフレームの場合、智を独立した部品でつくり、リムにロウ付けしていることも多いです。ロウ付けされた智は「ヨロイ」と呼びます。
丁番(ちょうばん)
智とテンプルをつなげている部品を「丁番(ちょうばん)」といいます。「ヒンジ」とも呼びます。眼鏡の中で唯一可動できる部分です。テンプルは、丁番があることにより開閉できるようになっています。ネジを使ったものや、バネを使ったもの(バネ丁番)、板バネを使ったもの、特殊素材でできたものなど多種多様な丁番があります。
ブリッジ
左右のリムを中央でつなぐ部分を「ブリッジ」といいます。正面から見て、山型になっているので、「山(やま)」とも呼びます。
1本でつなぐものを「ワンブリッジ」、パイロットグラスのように2本でつなぐものを「ツーブリッジ」と呼びます。また、パッドがなく、鼻に直接のせる伝統的な眼鏡を「いち山」と呼びます。
パッド
鼻を両脇からはさむようにして眼鏡を固定する部分を「パッド」といいます。「鼻あて」「ノーズパッド」とも呼びます。
メタルフレームの場合、独立したパーツになっているので、掛ける人の鼻に合わせて調節が可能です。ポリエステルやシリコンなどの柔らかい樹脂が一般的には用いられています。セルフレームの場合、フレームと一体になっていることが多いです。フレームと一体になっていなければ、交換可能です。
クリングス
リムとパッドをつなぐ部分を「クリングス」といいます。「パッド足」とも呼ばれます。
立体的にねじれた構造になっているので、パッドの位置を細かく調整できるようになっています。